こんにちは。Halcana(@halcana21)です。
今回はデザインのドリル演習5です。
振り返り

※Findings上から5番目の・ですが、正しくは「破線」です。波線はどこにもなかった^^;
今回は60分で終了しました。だんだんあしらいが増えてきたような気がします。破線を作るのに少し時間がかかってしまいました。外枠は効率の良い作り方がわからず、結局長方形を配置して作ったのですが他にもっと方法があったのかな、とも思います。
デザイン分析 – 対比
今回のポイントは「対比」です。
このバナーでは、チョコレートナッツとストロベリーポップの2つのドーナツを対比させています。その結果、リニューアルが2種類あることが明確に伝わります。
対比を表現するには、2つの要素の差を明確にする必要があります。今回は、
- ピンクと茶色の色分け
- 鏡に映ったような情報配置(鏡映対象)
にすることで明確なコントラストを表現しています。ちなみに、今回は色で大きなコントラストを作ったので、邪魔にならないよう他のカラーが使われていませんね。アピールしたい商品が複数あり、どちらも同じくらい目立たせたい時は対比を上手く使うとお互いを引き立てながらアピールすることができますね。
余談ですが、このバナーの上部に大きく「あなたはどっち?」とありますが、自分はどちらのリニューアルを選ぼうか、と考えている時点でこのドーナツ屋さんに行くことは前提になっていますよね。どちらを選んでも結局ドーナツ屋さんには行くという。このような心理テクニックをダブルバインドというらしいです。(それを意図して作られたバナーなのかどうかは謎ですが)
バナーを作るときは心理テクニックも使うとより効果的かも…?
Photoshop操作 – ラスタライズ&消しゴムツール
フレーバー名の上にある破線のあしらいの作り方をまとめていきます!私はラインツールで線を引いて途切れているところを消しゴムツールで消して作りました。手順は次のとおりです。
- ラインツールで線を引く
- シェイプを結合する
- レイヤーをラスタライズ
- 消しゴムツールで切れ目を消す
ラインツールで線を引く

まずは破線の元となるラインを作成します。ラインツールは長方形ツールと同じアイコンで選択できます。この時点で線の色も茶色に変更しておきましょう。
シェイプを結合する
作成した5本の線を一つのレイヤーにまとめます。

5本の線のレイヤーを全て選択した状態(①)で指2本でクリックし、選択メニューを開きます。ちなみに、shiftキーを押しながらクリックでレイヤーの複数選択が可能です。メニューの中からシェイプを結合を選ぶと(②)、5本の線がひとつのレイヤーにまとまります。
レイヤーをラスタライズ
続いてレイヤーをラスタライズします。
ラスタライズとは
そもそもラスタライズってなんでしょうか?一言で言うと、ベクター画像をラスター画像にすることです。
ではベクター画像とラスター画像とは何か?簡単に説明していきます。
ベクター画像
点と線で構成された図形などのデータを指します。ラインツール・長方形ツールなどで作った図形はベクター画像にあたります。
いくら拡大・縮小しても画像が荒くなることはなく、図形の形も自由に変更できます。

ラスター画像
ラスター画像は、点(ピクセル・ドット)で構成された画像を指します。拡張子がjpg、pngの画像はこちらにあたります。写真もそうです。
ラスター画像を拡大してしまうと、画像が荒くなってしまいます。
ラスタライズする理由
ではどうしてラインツールで作った線をラスタライズしなければならないのか?というと、消しゴムツールを使うからです。消しゴムツールやブラシツールはラスター画像を加工するツールなので、ベクター画像に対しては使えません。
シェイプツールで作った図形(ベクター画像)のレイヤーにブラシツールを使おうとすると、以下のような警告文が出てきます。

これは消しゴムツールで加工できない形式の画像だから警告されてしまうんですね。「OK」を押してレイヤーをラスタライズすれば消しゴムツールが使えるようになります。
では、ここまで長くなりましたが、やっとラスタライズに進みます。
ラスタライズする方法

ラスタライズはとても簡単です。先ほど5本線をまとめたレイヤーを指2本クリックし、「レイヤーをラスタライズ」を選択するだけです。
消しゴムツールで切れ目を消す
最後に消しゴムツールで仕上げます。

ツールバーから消しゴムツールを選択し(①)、オプションバーから太さを調整します。赤で囲むのを忘れましたが、左上の小さく「2」と書いてあるところです。準備ができたら切れ目を作っていきましょう。オリジナルの横に並べて見比べながら消しゴムをかけても良いですし、

オリジナルと重ねた状態でレイヤーの透明度を下げる(①)と切れ目が透けて見える(②)ので、薄くなっているところに消しゴムをかけても良いと思います。

5本全て消しゴムをかけて完成です。(見やすいように位置をずらしました。)
まとめ
今回は説明も多くかなり長文になりました!お疲れ様でした。デザインのドリル演習5を題材に、ラスタライズと消しゴムツールの使い方を取り上げました。消しゴムツールやブラシツールも使いこなせるようになればさらにデザインの幅が広がりますね!頑張りましょう^^b
コメント