こんにちは。Halcana(@halcana21)です。
今回はカラーコーディネーター検定スタンダードクラスの範囲から、「中」がつくキーワードを解説します。
カラーコーディネーター検定って「中」がつくキーワードが多すぎる!
中性色、中間色調、中差色相、中間混色…
結局のところ何が違うの?
この記事を読めば4つの違いがはっきりわかるよ!
参考:
『スピード合格!カラーコーディネーター【スタンダードクラス】テキスト&問題集』
垣田玲子・著(2020) 株式会社ナツメ社
4つのキーワードを比較しよう!
そもそも「中」がつくキーワードって何があるの?
基本的にはこの4つかな!
中性色:暖色でも寒色でもなく、温度を感じない色
中間色調:PCCSの濁色のトーン
中差色相:色相差が4〜7の配色(PCCS基準)
中間混色:人間の目の中で起こる混色
簡単に定義も説明していますが、今回はこの4つを解説していきたいと思います!
(取りこぼしているキーワードがあったらすいません…)
中性色
まずは中性色についてです!
定義
中性色とは、暖色でも寒色でもなく、温度を感じない色です。
緑色や紫系の、特定の温度感を感じにくい色のことを言います。
寒色・暖色・中性色の範囲は解釈やデータによって異なるので上記の図は参考としてください。
覚え方
温かさも冷たさもどちらの性質もないので、ニュートラルの「中性」と覚えました。
酸性でもアルカリ性でもない状態も「中性」っていうよね。
中性の液体は酸性みたいに酸っぱくもないし、アルカリ性みたいに苦くもないね。
(なめたことあるのかな…?)
中間色調
続いて中間色調とは何かを見ていきましょう。
定義
中間色調(moderate tone)とは、PCCSのトーンの大分類のうちの一つで、濁色のトーンを指します。具体的には、ソフト(sf)、ダル(d)、ライトグレイッシュ(ltg)、グレイッシュ(g)を指します。
ちなみに、清色と濁色とは…
清色:
純色に白または黒のどちらかだけを混ぜた色。白だけを混ぜた色は明清色、黒だけを混ぜた色は暗清色と呼ぶ。
濁色:
純色に灰色を混ぜた色。白と黒の割合によって、明濁色・中濁色・暗濁色の3種類に分けられる。
なので、中間色調とはPCCSの濁色のトーンと覚えましょう!
PCCSってなんだっけ?という方はこちらを参考にしてください。
PCCSとマンセル表色系を比較する【カラーコーディネーター検定試験スタンダードクラス】
覚え方
私は、まず「色調」はトーンという意味であることを覚えて、
色調=トーン=ヒューアンドトーンシステム=PCCSのトーンの種類!と、連想ゲーム的に覚えました。
白と黒の中間色(=灰色)を混ぜたトーンだしね!
中差色相
続いて中差色相です。だんだんこんがらがってきてませんか…?笑
定義
中差色相は、配色のことです。具体的には、PCCSで言うと色相差が4〜7の配色です。
中差色相の配色の例は以下の通りです。
割と馴染みのある配色だね。
中差色相の配色は日本の工芸品にも使われているんだよ!
中差色相の配色は、アジアや日本の工芸品によく見られます。アジアっぽい雰囲気を出したいときに使ってみると雰囲気が出ますよ!
覚え方
個人的には中性色と混じりやすいです…
配色は色に「差」をつけるのが大事だから中「差」色相は配色のこと!と覚えました。
中間混色
最後に中間混色です!やっと最後!
定義
中間混色とは、人間の目の中で起こる混色のことです。実際には混色はしていないのですが、混色しているように見える現象を言います。
中間混色には、併置中間混色と継時中間混色の2種類があります。
併置中間混色
併置中間混色とは、近接する細かい点を並べたときに、2色が混色しているように見えることを言います。
単に「併置混色」と言うこともあります。
継時中間混色
継時中間混色とは、2つ以上の色をコマを回すように高速回転すると、混色して見えることを言います。
単に「回転混色」と言うこともあります。
覚え方
中間混色は、末尾に「混色」とついているので比較的覚えやすいかと思います。
2つ種類があることはしっかりおさえておきましょう!
おわりに
では、最後に今回扱った4つの「中」がつくキーワードをもう一度まとめましょう!
中性色:暖色でも寒色でもなく、温度を感じない色
中間色調:PCCSの濁色のトーン
中差色相:色相差が4〜7の配色(PCCS基準)
中間混色:人間の目の中で起こる混色
だいぶクリアになったのではないでしょうか。これで「中」がつくキーワードのひっかけ問題が出ても大丈夫ですね!
紛らわしいワードはしっかり整理して、得点源にしていきましょう!
カラーコーディネーター検定試験の勉強をもっと進めたい方は、こちらのカテゴリをチェックしてみてください^^
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